
聖山から遠望峰山に登る。
小学生の頃、何故だか分かりませんが友達同士で山に登ろうということになったんです。
自転車で近所の山の麓にいって、山を登りはじめたんですが
当時の僕は完全に山を舐めきっていて、春だし1000mもない山なんて余裕だろと
半ズボンとかふざけた服装で行った記憶があります。
登っていると山の中腹ほどで友達の一人が何故か帰ると言い出して、
なんだよノリ悪いなーとブーたれていたんですが、(今思えばこれも危ない)
先日その登った友人たちと話していたらどうも話が食い違うというか、妙な話に。
その場にいた友達は僕の記憶では6人だったはずなんです。
それは友人も一緒で、登ったメンバー全員で話していたはずなんですが、
どうもおかしい。
というのも6人で登ったはずなんですが…どうしても5人しか思い出せないんです。
みんなもう一人いたはずだという記憶はあるのに、その友達が思い出せない。
はい、その時登った山が今回の山です。
「遠望峰山」 とぼねやま と読みます。
国道23号の開通で当時の登山口がさっぱり分からず、
聖山から遠望峰山へ登るコースを選択します。
聖山も遠望峰山も登るコースが結構たくさんあるようなので調べてみるといいと思います。 いくぜ。
この前登った山と違ってかなり広葉樹が多いですね。まさに野山といった感じです。
傾斜も結構きつくて杖が欲しいレベルです。
謎の祭壇。入り口にもしめ縄が張ってあったのでなんか宗教的なものがあるんでしょうか。
名前も聖山ですしなんかありそうですね。
山自体は低いのですぐに頂上に。石積みがあったのでついでに自分も置いてきました。
眺望が見えそうで見えない。
尾根筋を歩くのって気分いいですよね。
滑落注意の看板も沢山ありましたから落ちたら大変ですが。
この傾斜のきつさが伝わるでしょうか。まっすぐ立っていると転げ落ちそうになります。
登山家にはなんてことはないんでしょうがド素人の運動不足には効きます。効きますよ。
聖山を抜けて三河湾スカイラインまで出ると眺望が。これは結構いいもの
ガキの頃の記憶にもあるこの歩道橋。耐用年数とか大丈夫なのかな・・・
確か友達が帰ったのはここに出る手前、まあその友達が誰かわからないんですけど。
道がはっきりしているだけこの前の山よりもよほどマシです
割と時間もかからず山頂へ。おじさまグループが昼ごはんを食べていました。
さてここには昔スキー場があったのをご存知でしょうか。
とぼねスカイランドとかいう名前だったんですが、
※とぼねスカイランドはこんなんでした→http://underzero.net/html/tz/tz_569_1.htm
僕が一度登った小学生の頃にはもう既に廃墟になっていました。
でも3月末だというのに積雪があってはしゃいで滑ってた記憶もあります。
今思えばそれもなんかちょっと変な話ですけど。
で、跡地を探してみたんですが全然見当たらない・・・
と、アレ?これ?
山頂から天の丸へ向かう道の側、人工芝らしきものが見えます(中心の緑)
ということはこの右側全部がスキー場だったということです。
数十年経つとこうなってしまうんですねえ。諸行無常。
竹林地帯を通って帰ります。風で竹がぎいぎいと音をたててビビる。
絶対やばそうなきのこ
食べられるか食べられないかの知識もいずれつけたいものですね。
国道23号が通って便が良くなったような、子供の頃の記憶が塗りつぶされているような。
何にしても道が若干変わっているので登る時は事前準備を怠らないようにしましょう(自戒)
冒頭のちょっとした怖い話に何のオチもないんですが、山はいろいろ不思議なことが起こります。
海もですが、大自然的なものにはなんとなく畏敬の念を抱いてしまいますね。
●聖山登山口
蒲郡市神ノ郷町